わんちゃんの 食欲がなくて・・・

これまで老犬を何頭も見てきて
食いしん坊だった子が
食べたくない!ってごはんが食べられないことが辛いと実感した。

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「これまでパクパク食べていたのに好き嫌いばかり言って」」
「わがままなんだから!!」
そう思っていた飼い主の私。

だから

同じ思いの愛犬家さんにお役に立てる情報を発信します。

●加齢によって 嗅覚や味覚が低下することがあります。
今まで好きだった食べ物が認識できない(わからない)

●舌の筋肉が弱って 固形物が呑み込めにくくなる

●消化や吸収する機能も落ちてきて便秘や下痢をしやすくなる

●心臓病、腎臓病や代謝性疾患にかかると必要なエネルギーや栄養バランスが変わる

など
今までと同じ食事が「食べられない」

愛犬の体調の変化に気づいて工夫してあげたいです。

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愛犬の適正体重管理水分補給は特に気を付けてほしいところです。
シニアになると睡眠時間が増える・散歩の時間が減るという生活になりがち。

必要なエネルギー量が低下するので少量で高カロリーのおやつの与えすぎに注意くださいね。
運動量が減ることでわんちゃんが自発的に摂取する水分量が減り
筋肉量の低下から体に蓄えておくことのできる水分も減少してきます。

水分を一度に与えるのではなく
水分の多いフードにしたり ドライフードにスープをかけて与えるなど
一日に何回も少しずつ飲むよう工夫してあげたいです。

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「かぁしゃんのスープ」・・・腎不全だったパン君のために作ったスープ
鹿の髄骨をコトコト煮込んでエキスたっぷり

●骨髄まで溶け出した濃厚なおいしさ
●手作りご飯の出汁としてお肉・魚・野菜を炊いておじやを作るのに使えます
●そのままで、またはお湯で薄めて与えるとわんちゃんが喜んで飲んでくれます
●スープでふやかしたフードを潰して流動食を作るときに便利です

などなど

《スープを喜んでくれた飼い主様の感想を獣医さんが教えてくれました》
おはようございます。
老柴のノンちゃん、食欲が少し出てきたようです。
頂いたスープでドライやお気に入りの乾燥鹿肺を少しふやかして、与えてもらいました
飲み込む力も衰えてきているのか、乾燥した物(特に粉っぽい物)は、飲み込んだ後ゲホゲホしてしまいます。
スープだと、水分も栄養もとれ、なおかつ食べやすいので、重宝です。
寒い冬は乗り切りました。貴重なスープありがとうございました。

老犬たちが健やかに過ごせますように。