お客様わんこの最高齢
18才のプー子ちゃん
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飼い主様は
「マッサージを受けた夜はよく寝てくれるの」
老犬の介護でしんどいのは
夜勤(夜の徘徊)で眠れないこと。
足がおぼつかないのですが歩きたい
転ぶと怪我をするから目が離せない
横にするともがいて泣き叫ぶ
私も経験したのでわかります。
プー子ちゃんの表情筋が動かないので
寝ていてもまぶたが閉じていない時があります。
眼球の乾燥は角膜を傷つけてしまうので
眉を描くように軽微な力で撫でます。
前頭筋を耳の付け根まで撫でて『耳門』のツボで少しテンションかける。
数回繰り返すと眼輪筋がほぐれました。
前肢な関節は固まっているので無理のない程度の角度で動かします。呼吸に関係する筋肉を前肢第一指からほぐしていくとピアノ線のような胸筋がふっと弛みました。
第一胸骨周りもほぐすと寝息が楽そうです。
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後肢の関節は動きます。
カチカチになっていた中臀筋や内転筋をマッサージして、仙腸靭帯を押します。
足の裏肉球を刺激すると自発的に足をきゅーんと曲げました。
そうそう🎵動けるよ‼️
横になったままプーちゃんは返事をしてくれているようです。
後ろ足が動くと下腹部も引っ張られて動く。
そうすると腸も動いて「きゅる、ぎゅる」
ご飯を食べて、体の隅々まで栄養を届ける。
そして老廃物などは体から排出する。
当たり前の事かもしれませんが、
生きることに繋がる営みです。
7月に初めて伺った時は首の横シワが見えるほど脱毛していたのが、こんなにもさもさ🤗
耳の毛もふわふわ。
今夜はゆっくりおやすみください。