ドーベルマンのディギー君

犬のナックリングケア  ドーベルマン ディギー君のマッサージ_a0286340_10213349.jpg
ドーベルマンというと
「怖い」というイメージがあるかもしれませんが、
実はとても繊細で家族愛の強い犬と思います。
その証拠にディギー君は2才年上のヨークシャーテリア(小型犬)に頭が上がらないそう😄
12才の大型犬
ナックリングする時があり、地面に擦れて指から血が出ることがあるそうです。

◆◆◆ナックリングについて◆◆◆

愛犬の足先が歩くときに折れ曲がっている…
足の甲を擦り付けるようにして歩いている…
このような歩き方を「ナックリング」と言います。
  • 足首から先が内側に曲がる
  • 歩く際に動きに付いて行けず足先がブラブラする
  • くじいたようにつまずく
加齢に伴う関節や筋肉の低下もありますが、
頸椎ヘルニアなどの神経疾患が原因のこともあります。
「年を取ったから」と軽く考えず、一度獣医師に相談してみてください。
ナックリングを長く患うと、足の甲や爪を傷つけてしまいます。
足が痛んでいると、だんだんと動くことが億劫になり筋力が低下していきます
お散歩がおっくうになって老化がさらに加速してきます。
運動不足は内臓機能にも影響してくるので早めのマッサージも含め
早めにケアしてほしいです。
+++++++++++
ディギー君のマッサージではまず
体チェックして筋骨格の個性を診ていきます。
大型犬の12歳は人の75歳くらい
でも、まだまだ筋肉質の良い体をしています。
ところで彼は家族以外の人に触られると警戒してしまう性格のわんこです。
飼い主様とお話をしながら 愛犬の性格やこれまでの体調のことをカウンセリングします。
セラピストが体チェックしてその子に合ったマッサージを
飼い主様の手を取りながらレクチャーして行きます。
「リンパ節はここにあります。触ってみて健康な時の大きさは・・・」
 
「肩の関節はこの場所で首のこの筋肉と繋がってます」
 
「13番目肋骨はここにあり ランドマークです」
犬のナックリングケア  ドーベルマン ディギー君のマッサージ_a0286340_09565887.jpg
と言った具合にテキストだけではわからない
皮膚の下の筋骨格を手で確認してもらいます。
犬のナックリングケア  ドーベルマン ディギー君のマッサージ_a0286340_10175756.jpg
ディギー君のお悩みの一つ
ナックリング
大腿骨から膝
膝下から足首
足の裏
ポイントと指圧・マッサージをレクチャーしていきました。
隅々まで触っていくと
ディギー君 指の開きが固い!
というのが判りました。
そして指を触られるのが苦手!🐾
犬のナックリングケア  ドーベルマン ディギー君のマッサージ_a0286340_09563493.jpg
「ウウ」っと低い声・・・ドベの唸り声は迫力あります( *´艸`)
多くの犬が足先を触られるのが苦手でから
わんこに「ここもほぐすから頑張ろうね」って表情を見つつ施術します。
イヤかもしれないけど指の関節まで動かしてもらうのをホームケアにしてもらいしょうね。
歩様・重い体を支えるために負担がかかりやすい腰。
固くなった腰部をマッサージした後、ツボを押すと
あらら
不覚にもイビキをかいて寝てしまいました。
「ディギー君の気持ちいいツボ見つけました💓💓‼️」
犬のナックリングケア  ドーベルマン ディギー君のマッサージ_a0286340_10135736.jpg
もちろんそのツボの場所と指圧の仕方圧の強さを飼い主様に伝えて、
ピンポイントのツボを押せるようにしました。
指が別のツボを押すとムクッと頭を上げて振り返る。
「そこ違います」
とっても判りやすい👍
ダンディーな苦みばしったドベ男
存在感バッチリ。
ドーベル談義(ドーベルマン飼い主あるある逸話)をして笑いながらマッサージタイムを終えました。
『ディギー君のマッサージ』テキストを作り
数日後飼い主様に手渡しました。
「固かったディギー君の指が良く反るようになりましたよ🎵」
と飼い主様の感想
これからも癒しのマッサージタイムを楽しまれることと思います。
シニア犬の目標は
美味しくご飯が食べられて
自分の足で散歩する。
QOLを維持できるようにお手伝いしてまいります。