飼い主様は
「マッサージを受けた夜はよく寝てくれるの」
老犬の介護でしんどいのは
夜勤(夜の徘徊)で眠れないこと。
足がおぼつかないのですが歩きたい
転ぶと怪我をするから目が離せない
横にするともがいて泣き叫ぶ
私も経験したのでわかります。
プー子ちゃんの表情筋が動かないので
寝ていてもまぶたが閉じていない時があります。
眼球の乾燥は角膜を傷つけてしまうので
眉を描くように軽微な力で撫でます。
前頭筋を耳の付け根まで撫でて『耳門』のツボで少しテンションかける。
数回繰り返すと眼輪筋がほぐれました。
後肢の関節は動きます。
カチカチになっていた中臀筋や内転筋をマッサージして、仙腸靭帯を押します。
足の裏肉球を刺激すると自発的に足をきゅーんと曲げました。
そうそう動けるよ
横になったままプーちゃんは返事をしてくれているようです。
後ろ足が動くと下腹部も引っ張られて動く。
そうすると腸も動いて「きゅる、ぎゅる」
ご飯を食べて、体の隅々まで栄養を届ける。
そして老廃物などは体から排出する。
当たり前の事かもしれませんが、
生きることに繋がる営みです。
7月に初めて伺った時は首の横シワが見えるほど脱毛していたのが、こんなにもさもさ
耳の毛もふわふわ。
今夜はゆっくりおやすみください。