エルちゃん
昨年夏に下痢をしてから
一気に年を取った気がします。
それに加えて、パン君が亡くなったことで心も停滞気味になりました。
犬って『犬畜生』とかって言われるけれど
とても愛情深く繊細なことは愛犬家さんだったら感じていますよね。
先日、理学療法士の実践のために大阪に連れて行ったときのことです。
受講しているメンバーさんにちょっとエルを預けて 昼ごはんのために席を抜けました。
その間、歯茎が白っぽくなりブルブル震えていたんです。
五行では「気」「血」「水」のバランスが崩れると、体調不良が起こると考えます。
私たちが生きるうえで最も重視されるエネルギーは「気」で、
体中を巡って代謝を促したり、菌から体を守る働きもします。
「気」が不足したりバランスが崩れると、体の各所に不調を感じるため、
食べること(薬膳)で「気」のバランスを良くして、健康で過せるようにしたいですね。
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五臓(ごぞう、肝・心・脾(ひ)・肺・腎)の各所に現れる不調状態を「気虚(ききょ)」と呼びます。
例えば、「気虚」が「心」に現れる心気虚の主な症状は、息切れや動悸。
腎気虚は頻尿、足腰のだるさ、耳鳴りといった症状です。
◆ エネルギーの循環が滞り、バランスが崩れる「気滞」
「気滞(きたい)」とは、体全体を巡るはずの「気」が行き渡らず、
エネルギーの循環が滞った不調状態を言います。
体の重さ、胸のつかえ、肩こりなどを感じており、イライラ、焦燥感、執着、神経質といった特徴的な感情があります。
「気滞」は、「気鬱(きうつ)」と同義に使われることがありますが、
なかでも特に不安が強かったり、気力が湧かない状態を「気鬱」と呼びます。
脈拍のはかり方犬の脈拍数
・小型犬60~120/分、大型犬60~80/分。
・足のつけ根の内側にある股動脈に、3本の指(人差し指、中指、薬指)を揃えて膝のほうから軽く当て、
1分間の脈拍数を数えます。
・10秒計って、6倍すると楽です。
エルちゃんに陽の食材を選んでいくことにしました。
「気虚」「気滞」に効果のある食べ物には、
疲労回復や免疫機能の向上に効果のあるタンパク質や、爽やかな芳香のある葉物食材などがあります。
鹿の髄骨でスープを作って。
体を温める陽の食材を入れて煮込みます。
一日目小松菜・ごはん・ゴマを入れておじやでおいしく食べてもらいました。
二日目はごはん・納豆をプラス。という感じでバリエーションを増やして飽きないように栄養が偏らないようにと気を付けています。
「気虚」におすすめする食材
豆類(豆乳、納豆など)、肉類全般、卵、ニンニク、ウナギ、カボチャ、ショウガ、ヤマイモといった食材で、
一般的なスタミナ食材も多く含まれます。
「気滞」におすすめする食材
イライラや不快感を改善するためには、イカ、シジミといった肝に作用する魚介類、玄米 など
オレンジ、ミカンなどの柑橘類、
杏(あんず)、セロリ、ミントといった香りの高い食材もおすすめです。
愛犬だけでなく飼い主さんご自身もちょっと食材を考えてみてくださいね。