2020年1月5日
施術日記

施術を受けた翌日に飼い主様からメッセージが届きました。

「昨日は本当にありがとうございます。
エルモは絶好調です!
朝からうさぎのような飛んで走る走り方をして家の中を走り回ってます。
調子がいいんだと思います。

モカはまだトロトロした歩きですが、
おしっこをする時に足が上がって1本足もしっかりと固定してました。
最近は腰を落としておしっこをしてました。
正直、モカエルモとあとどれくらい一緒にいられるのかなと日々思うと寂しくなってきますが
1日でも長く元気で長生きしてほしいと思います。
今年は時間を作ってでも定期的にメンテナンスに行きたいと思いますのでよろしくお願いします」

エルモちゃんは13才

シニアに見えない可愛さ・毛量と骨格です。

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左肩関節が緩いので無理をせずに体をメンテナンス。

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シニアになったら気を付けてほしい疾患。
僧帽弁閉鎖不全症と獣医師に診断されています。
投薬治療はまだしなくて良い状態です。
犬の僧帽弁閉鎖不全症について
でも、 エルモちゃんは咳が出やすいので喉周り、胸周りを圧迫しないように気を付けながら
経絡の流れを良くすることを目的にマッサージ。

踵の位置もよく背中ラインきれいですよ。
ハムストリングも13才にしてはふっくらとあります。
肉球・筋肉の様子・皮膚をチェック。
体の水バランスは良いタイプです。

 

モカちゃんは14才

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飼い主様は眼の疾患など愛犬の体調を気を付けられています。
それでも、最近年齢の衰えを感じるようになったと言われました。

・歩様を見ていると後肢の動きが小さくっている。
・上腕二頭筋が細くなっているのも気になります。
・頸部の筋肉が全体に固め

まず 頸部のこりをほぐすために頸最長筋や僧帽筋を軽く緩めストレッチ。
この部位には「心兪」「肺兪」というツボがあります。

右後肢の腱が伸びなくてゴリゴリになっています。
膝関節のきしみも手に感じます。。。。膝を曲げたりするときに違和感があったと思います。
それを左後肢が庇っていたので体の左側のマッサージは痛いようで嫌がる。

筋肉は使わないと錆びてきたり、筋量が減ってくるのです。

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腰から足先 右半身のマッサージは心地よいらしく、寝息をかいて抱っこされたまままぶたを閉じます。

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右をかばって負担が重なっていた左後肢。
特に左第2指の第二関節が凝り固まっていました。

両後肢とも指のストレッチをお家でもしてもらうようにして、
屈筋伸筋を動きやすくして足の曲げ伸ばしをスムーズにしていくことが目標。

◆◆ホームケアアドバイス
飼い主様にモカちゃんの指の第二関節を押してもらう
アキレス付近のツボを軽くつまむ(太谿・崑崙のツボ)

マッサージ後、椅子にピョン
そして後肢の歩幅が広がりました。

健康寿命を延ばすことがマッサージでお手伝いできること。
ゆっくり段階ごとにほぐしていきましょう。